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【最新版】省エネ法に基づく「事業者クラス別評価制度」を完全解説

省エネ法に対応した事業者は、「事業者クラス別評価制度」によって、4つのランクに分けられております。それぞれの水準や対応について詳しくわかりやすく解説します。

目次

  1. 事業者クラス分け評価制度(SABC評価制度)とは
  2. ランクによってどのような対応をとられるのか
  3. まとめ

事業者クラス分け評価制度(SABC評価制度)とは

省エネ法に対応しなければならない事業者から提出される定期報告書の内容を確認をしたうえで、その達成状況に応じて4段階でクラス分けをする制度のことです。

クラスは以下の4つに分けられます。

  • Sクラス 
    • 省エネが優良な事業者(目標達成事業者)
    • 5年間平均原単位を年1%以上低減達成またはベンチマーク目標※達成している

      —> 2021年度は5880/11931(49%)

  • Aクラス
    • 省エネの更なる努力が期待される事業者(目標未達成事業者)
    • Bクラスよりは省エネ水準は高いがSクラスの水準には達しない事業者
  • Bクラス 
    • 省エネが停滞している事業者(目標未達成事業者)
    • 5年間平均原単位を年1%以上低減未達成かつ直近2年連続で原単位が対前度年比増加または5年間平均原単位が5%超増加
  • Cクラス
    • 注意を要する事業者(目標未達成事業者)
    • Bクラスの事業者の中で特に判断基準遵守状況が不十分である

※ベンチマーク目標とは
ベンチマーク制度の対象業種・分野において、事業者が中長期的に目指すべき水準。

(経産省 資料をもとに自社作成)

 

ランクによってどのような対応をとられるのか

次はランクによってどのような対応がとられるのかを解説します。
ランクによって、企業にとってプラスに働くものもあれば、対応工数を要する処置をうけることもあります。

(経産省 資料をもとに自社作成)

まとめ

いかがでしたか。このようにランク制度によって政府はより事業者に省エネ活動を行うように働きかけています。省エネ活動に積極的な企業が評価される仕組みになっているため、ぜひ省エネ活動を能動的に取り組み、取引先や国民からの高い評価を獲得しましょう。

環境エネルギー事業協会では、事業者様の「省エネ法の対応」を支援させていただいております。ご興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。

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