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CO2 1トン・1kg削減はどのくらいかを分かりやすく解説

更新日:2023.05.24

CO2は温室効果ガスの1つであり、放出されると大気状態が変化し、地球温暖化が引き起こされます。気候変動問題は解決が非常に困難であるため、私たち一人一人が温暖化を抑えるためにさらに積極的に取り組む必要があります。

しかし、「1トンのCO2を削減する」と言われてもどのくらいの量なのかがよくわからないと思います。ですので今回は「1トンのCO2」を身近な暮らしで使われているエネルギーに置き換え説明することで、肌感覚を掴んでいただければと思います。

1トン=1世帯における半年間の電力消費量

日本における約1世帯の1年間の平均電力消費量が4,258kWhですので、この値にCO2排出係数を乗じると1世帯の約半年間の排出量にあたることがわかります。

1トン=ガソリン自動車の半年間走行分

日本におけるガソリン車での年間平均走行距離は約6,000kmですので、1kmで排出するCO2排出量を乗じると、約半年間にガソリン車が走行時に排出する量が1トンとなります。

(出典:環境省ソニー損害保険株式会社

1トン= スギ約71本が1年間に吸収できる量

スギの一本当たり年間吸収量が14kgなので、約71本必要ということになります。
たとえば、人間一人のCO2排出量を考えてみると、1人の人が呼吸で吐き出すCO₂は年間320kgになるのでスギ約23本分の年間吸収量です。

 

1トン= ボストンからロンドンまでの往復3,000マイルのフライトの一人当たり排出量

ボストンからロンドンまで往復フライトするのに乗客1人あたり約1トンのCO2を排出します。アメリカでは毎日約300万人が飛行機を利用していますので、非常に多い排出量が発生していることがわかります。

(出典:EPA Emission Factors for Greenhouse Gas Inventories )

1トン= 一人が半年で食べる食べ物

ミシガン大学のある研究によると、平均的なアメリカ人の場合、私たちが食べる食べ物は、年間2トン近いCO2を排出しています。これらの排出は、食用に育てる動物や植物、炭素排出量の多いトラックや船での輸送、食べ残しが分解されるときに排出される温室効果ガスから発生します。

(出典:Heller, Martin C., et al. “Greenhouse gas emissions and energy use associated with production of individual self-selected US diets.” Environmental Research Letters, vol. 13, no. 4, 2018.

1キロ= レジ袋を約30回断ることによる削減量

1回断ることによって、約33gのCO2が削減できます。
つまり約30回断ることで削減できる排出量が1kgのCO2排出量に相当します。

(出典: 環境省

1キロ= マイボトルで約13回プラコップを断ることによる削減量

350mlのプラコップを1回断ることによって、約76gのCO2が削減できます。
つまり約13回断ることで削減できる排出量が1kgのCO2排出量に相当します。

(出典: 環境省

まとめ

いかがでしたか。「1トンのCO2」「1キロのCO2」といわれても非常に掴みづらいと思いますが、具体的な日常生活の事柄にあてはめると非常に分かりやすかったかと思います。

このように一人一人の消費行動が積み重なり大きなインパクトになっていることが分かったかと思います。ぜひ一人一人が消費行動に責任を持ち、環境に良い影響を与えられるよう心がけていきましょう。

環境エネルギー事業協会では、事業者様の「脱炭素ロードマップの作成」を支援させていただいております。ご興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。

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