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中小企業がSBT認証取得する意義とは?わかりやすく解説!

更新日:2023.08.30

目次

  1. SBT、中小企業に関係あるの?
  2. 中小企業向けSBT
    1. 中小企業向けSBTとは
    2. 日本の参加動向
    3. 参加方法
  3. 中小企業がSBT認証を取得する必要はあるの?取得の意義・メリット
    1. ステークホルダーに対して環境対策をアピール可能
    2. 取引先のサプライチェーン排出削減に貢献
  4. まとめ

1.SBT、中小企業に関係あるの?

近年、注目が高まっているSBT(Science Based Targets)。SBTは、温室効果ガスの排出削減目標です。

SBT認証とは、パリ協定と整合性のある温室効果ガス排出削減目標を立てていることを示す国際認証です。以前は大企業がその中心でしたが、昨今は中小企業に対しても、SBT認証の取得が期待されるようになりました。

中小企業がSBT認証を取得する意義とは何でしょうか?
メリットは何なのでしょうか?

これらの疑問にお答えします!

関連記事:SBTとは?中小企業向けSBTについても解説!

2.中小企業向けSBT

1.中小企業向けSBTとは

SBTは、通常SBTと、中小企業向けSBTの2種類が設定されています。

中小企業向けSBTについて、通常SBTとの違いは
・削減対象範囲がScope1+Scope2に絞られている
・認定費用が安い
・承認までのプロセスが簡略化されている
等であり、中小企業にとって取り組みやすい内容となっています。


(出典:環境省 SBTについて 2023年7月19日閲覧)

2.日本の参加動向

2022年12月1日現在、SBT認定を受けている日本企業は309社。
2018年3月の15社から、4年弱で約20倍に増加しています。
309社の内、中⼩企業向けSBTにて認定を取得した企業は181社(全体の58%)です。
(参考:環境省 SBTについて 2023年7月19日閲覧)

3.参加方法

SBTiに目標提出後、自動的に承認され、SBTi Webサイトに掲載されます。

3.中小企業がSBT認証を取得する必要はあるの?取得の意義・メリット

1.ステークホルダーに対して環境対策をアピール可能

国際基準で中長期排出削減目標を設定することで、ステークホルダーに対して環境対策に取組む積極的な姿勢をアピールできます。また、世界中の名だたる企業と並んで自社の取組を世界に向けて発信できます。

2.取引先のサプライチェーン排出削減に貢献

B to B の顧客向けの製品製造等にかかった排出量情報を顧客に対して提供すれば、顧客のサプライチェーン上における排出量算定に貢献できます。設定した自社の削減目標達成に向けて連携して削減を進めることは、顧客のサプライチェーン排出量が増大するリスクを低減させ、顧客との持続可能な関係を構築できます。
(参考:環境省 中小企業等向け SBT・再エネ 100%目標設定支援事業 募集要項 2023年7月19日閲覧)

「通常SBT」の認定を取得した企業は、Scope3の削減目標も設定する必要があるため、自社のサプライヤーにSBT目標を設定させる企業も存在します。


(出典:環境省 
中小企業における脱炭素経営 2023年7月19日閲覧)

4.まとめ

いかがでしたか。
パリ協定、日本のカーボンニュートラル宣言など、脱炭素経営は大企業のみならず、中小企業にとっても、今後ますます大きな課題となります。

SBTに参加することは、脱炭素社会に貢献できるというアピールになり、新しいビジネスチャンスにも繋がります。
中小企業向けSBTは認証へのハードルが低く設定されており、取り組みやすい内容となっています。是非前向きに検討されてみてはいかがでしょうか。

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